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人形劇 ゆい*パペットシアター
yui *puppet theater
三味語り人形芝居 ねずみと小判
あらすじ
チントンシャン。ある晴れた日山の中。
しっぽに小判をのっけたねずみたちが行ったり来たり。天気がよいので小判をほすのだと。正直じさまはねずみを手伝い、お礼にごちそうしてもらったと。欲張りじさまもそれ聞いて、おんなじようにしたつもりが・・・。そうはうまくいかぬもの。
ふつうに生きる人(ねずみ)たちの、ゆかいで元気でなさけなく、つまりはイトシイお話です。 シャン!
愉しさは‘‘小さな演芸場”
この作品では、三味線の他にも太鼓・雨うちわ鳥笛などを用いて昔話の風景を広げます。
また、‘‘相手を尊重し程よい間合いを取る”‘‘違いを受け入れて暮らす”など、昔話の中に息づくものを、作品に注ぎ膨らませました。
餅つきや宴会などの場面もある、賑やかで楽しい「小さな演芸場」のような舞台です。
お子様からお年寄りまで、ときに手拍子を打ちながらご覧頂きたい作品です。
お話の誕生ばなし
この芝居を作り始めたころ、山の中にある知人の別荘に遊びに行ったことがあります。
玄関までの足場を保つためにベニヤ板が敷かれていましたが、それを持ち上げると、なにかがもそもそ・・・。
よく見ると、野ねずみのおかあさんとあかちゃんねずみたちでした。
おっぱいに吸いついたままの大勢のあかちゃんをぶらさげて、右往左往するおかあさんねずみ。ごめん!・・と、慌ててベニヤ板を敷き戻しました。
見えないところで、小さな命が一所懸命生きている・・その命がとても愛おしく感じました。この感触を人形劇にどうしても取り入れたく、小さくともそれぞれに応じた役割を分担し、力を合わせてたくましく暮らしている様子を描くことにしました。
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